バンクーバー五輪フィギュアスケート男子代表の織田信成氏(34)が17日に北京五輪フィギュア女子フリーの中継(テレビ朝日系)に出演。演技を振り返り号泣するシーンがネット上で話題になっている。

 アンナ・シェルバコワ(ロシアオリンピック委員会=ROC)が合計255・95点で金メダル、アレクサンドラ・トルソワ(同)が銀メダル、日本エースの坂本花織は銅メダルとなった。ドーピング騒動で注目されたROCのカミラ・ワリエワは16日に行われたショートプログラムでは圧巻の演技を見せて1位だったものの、この日はジャンプミスを連発し、4位に転落。得点が発表されると顔を覆って涙を流し、ネット上では15歳ワリエワに同情の声があがっていた。

 全選手の滑走後、坂本の演技を振り返った織田氏は「本当に全くミスなくダイナミックにどんどん決まっていく姿が…」と話したが、モニターに5位の樋口新葉の映像が流れると思わず「新葉ちゃんのアクセルが良かった…」と号泣した。これには思わずリポーターの松岡修造氏も「織田くんそばにいれなくてごめんね」と語りかけた。

 これにネット上では「織田くんなんでワリエワより泣いてるの」という声があふれ、ツイッターでは選手たちに混ざり「織田くん」「織田信成」がトレンド入り。また、ワリエワのドーピング騒動の話題が先行しがちだったが、織田氏の選手を称える気持ちに「モヤモヤしてたけど織田くんの涙に救われた」といった声も多くあがっていた。