北京五輪カーリング女子日本代表ロコ・ソラーレ(LS)のサードを務める吉田知那美(30)は、大会期間中も〝平常運転〟を貫いている。

 かねてカーリング界のインフルエンサーとして、インスタグラムを通じて情報を発信。合宿時の様子など、さまざまなオフショットを公開してきた。北京の地に入っても、選手村の様子、自身の思いなどを逐一伝えてきた。

 18日の準決勝では、1次リーグ首位通過のスイスを下して初の決勝進出を決めたが、運命の一戦前にはフィギュアスケート女子の坂本花織(シスメックス)、樋口新葉(明大)、河辺愛菜(木下アカデミー)に元気を分けてもらったという。

 19日にインスタグラムのストーリー機能を更新した吉田知は「昨日の準決勝へ向かう前、選手村でようやく、ついにわかばちゃんに再会&ビックハグできた。かおりちゃんと愛菜ちゃん、わかばちゃんにがんばれ~!!言うてもらって少しだけ残ってた緊張もとけてなくなりました。これも神様がくれた最後のエール。昨日はエネルギーを分けてくれて本当にありがとう~~~!!」と感謝の言葉をつづった。

 仲間からのパワーで歴史を変えた吉田知は、この日の練習は休養を優先。ゆっくり体を休め、20日の決勝に挑む。