高屋奈月さんの人気少女マンガが原作のアニメ「フルーツバスケット」のテレビシリーズの総集編に新作を加えた「フルーツバスケット -prelude-」の公開記念舞台あいさつが2月20日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、細谷佳正さん、沢城みゆきさんら声優陣が登場した。主人公・本田透の父・勝也を演じる細谷さんは、母・今日子役の沢城さんと一緒に収録したといい「相手が沢城みゆきさん。感動もひとしおでした。先輩で天才女優。光栄の極みです」と沢城さんを絶賛した。
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細谷さんは同作について「SNSで『号泣した!』と見かけ『泣くもんか!』みたいなところもありましたが、不意にウルッときてしまいました」と語った。舞台あいさつには、本田透役の石見舞菜香さん、草摩夾役の内田雄馬さん、草摩由希役の島崎信長さんも登壇した。
「フルーツバスケット」は、1998~2006年に「花とゆめ」(白泉社)で連載。コミックスの累計発行部数は3000万部以上。唯一の家族だった母を亡くし、テントで暮らしていた女子高生の本田透が、同級生の草摩由希の家に住み込むことになる……というストーリー。草摩家の人々は、異性に抱きつかれると十二支のもののけに変身する。2001年にもテレビアニメが放送された。スタッフ、キャストを一新した新作アニメの第1シーズンが2019年4~9月、第2シーズンが2020年4~9月、最終章が2021年4~6月に放送された。
「prelude」は、新作として主人公・本田透の両親勝也と今日子の過去が描かれるほか、高屋さんがテレビシリーズ後のストーリーを描き下ろした「透と夾のその後のストーリー」も上映。2月18日、25館で劇場上映され、2日間で興行収入が3300万円、観客動員が2万人を突破し、好スタートを切った。
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