仮面女子候補生の乙木伽奈(おとぎ・かんな=27)が21日、東京・秋葉原の仮面女子カフェで卒業ライブを開催。アイドル活動終了後はマネジャーとして〝同僚〟アイドルを支えていく。

 昨年10月、アイドルを卒業しマネジャーに転身すると発表。今年1月の卒業ライブは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期されていた。ようやく迎えた最後のステージは、期間限定ユニットトッピング☆ガールズIRDKでスタート。これまで在籍していたユニットの思い出メドレーなどを披露し、ラストは自身が落ちサビを担当する候補生のオリジナル曲「KOSHI―TAN―TAN」で締めくくった。

 卒業ライブを終えた乙木は「スタート時は卒業の実感がなかったが、始まるとノンストップライブのようにバババッーって感じで早かった。2時間ぐらいあったんですけど、10分くらいに濃縮された感じ。最終ブロックの5曲連続で燃え尽きました。すべて出し切って、実感がじわじわと湧いてきた。やり残したことはないです」と振り返った。

 今後はマネジャーとして新たな道を歩むことになる。「担当(ユニット)を持って、やりがいのある仕事をしたい」と意気込む。現状では長く在籍した仮面女子研究生、候補生が希望だという。

 メンバーは〝乙木マネジャー〟をどう見るか。坂の上楓は「大きな声では言えないんですけど、Fさんみたいに怒りそう。優しいところもあれば、叱ってくれるところもある」、月詩陽葵「スケジュール管理をしっかりやってくれそう。急にライブが入ることが多いんですけど、伽奈ちゃんならしっかり連絡とかやってくれそう」、桜矢穏空「いまの事務所の、ちょっとなんだ?の部分を改善してくれそう」とコメント。

 山宮れなは「昔の月村麗華さん(仮面女子・アリス十番を卒業、後にマネジャーに転身。昨年3月退社)みたいになってほしい。候補生・研究生の番組やイベントがあるので、司会もできるマネジャーになってほしい。下の子たちも伽奈を見て、進行とかトークが良くなっていくと思います。麗華さんがいて、私たちも心強かったので、そんな存在になっていくんじゃないか」と期待する。

 月村麗華氏は〝プレーイングマネジャー〟として、時にステージに立ち、生誕祭も行った。乙木はステージ参加の可能性について「呼んでくれたら、そういうこともやりたい。毎日は困りますけど(笑い)」と前向きな姿勢を見せた。

 ちなみに事務所内での理想のマネジャーを問うと「強いて言うなら、ずっと劇場にいるKさんですかね。一番働いている気がするし、現場を仕切っている。私はゼロからのスタートで下っ端なんですけど、Kさんを超えていきたい」と意気込む。最後は応援してくれたファンと卒業式協力してくれたメンバー全員に感謝し「一緒に仮面女子を盛り上げていきましょう」と呼びかけた。