NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の21日に放送された第78話の平均世帯視聴率が16・5%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第63話の18・6%だった。

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同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、美咲すみれ(安達祐実)の演技に口を出し機嫌を損ねさせてしまった、ひなた(川栄李奈)。その後、すみれは五十嵐文四郎(本郷奏多)とひなた2人が寸劇で演じた時代劇愛に心を動かされた。さらにその後の撮影では、口を出された演技もひなたに言われたとおりに演技した。そして撮影後、すみれは大部屋で「潔くて、侍みたいで」と黍之丞シリーズ撮影当時のことを振り返り、ひなたに話した。そして台本にサインを入れてひなたに渡し、新たな気持ちで次の仕事に向かった。夕方、五十嵐がひなたの実家の回転焼き屋にやって来た。五十嵐は「この季節に辻斬り死体の役をやらされてみろ、地獄だぞ。汗かくなって怒鳴られるんだぞ。最悪なのは真冬の土左衛門役だ。本当にこのまま死んだ方がいいと思った。真冬の土左衛門になった日、ここの回転焼きを食べた。目の前で熱々を焼いてくれた。温かくて甘いあんこの味が広がって、生き返った気がした。もう少し頑張ろうと思った。それから辞めようかと思ったとき、気合を入れたいと思ったとき、ここの回転焼きを食べたくなる」とるいが焼いた回転焼きを初めて食べたときの思い出をひなたに話した。