テレビ朝日の富川悠太アナウンサー(45)が3月いっぱいで退社することを発表した。報道番組「報道ステーション」も降板する。

 2016年に報ステのメインキャスターに抜てきされ、出世街道をばく進していた富川アナがつまずいたのは一昨年。〝家庭問題〟が報じられ、新型コロナウイルスからの復帰後は報ステ出演が週4から週2に半減した。

 それでも「ウワサすらなかったから局内でもみんなビックリしている」(テレ朝関係者)と、まさか辞めるとは同僚たちも思ってはいなかった。

 退社を決断した大きな理由としてあげられているのは、昨年10月に元NHKの大越健介キャスターが報ステのメインに起用されたこと。これは社内でもトップシークレットで、富川アナも直前まで聞かされていなかったという。「そのショックは相当大きかったと思います」とは別のテレ朝関係者。

 大越キャスター就任で、富川アナの出演は週1まで減った。一方、同じくメインを務める徳永有美キャスターは大事に扱われており、その〝格差〟にモヤモヤした気持ちが募っていたという。

 ニュースサイト「NEWSポストセブン」は、トヨタが立ち上げた「トヨタイムズ」への転身がささやかれていると報じた。「富川さんがもし独立するなら、報ステメインキャスターの前任者である古舘伊知郎さんのところ(古舘プロジェクト)が濃厚と言われていたから意外ですね」(前同)

 富川アナは25日、報ステに出演し「まだ1か月ありますので全力で頑張ってまいりたいと思います」と誓った。新天地はどこになるのか。