ソフトバンクの谷川原健太捕手が27日、社会人・エイジェックとの二軍戦で1本塁打を含む3長打で猛アピールした。

 試合をチェックした藤本監督もニッコリだった。谷川原は捕手登録ながら、昨季の一軍出場は外野手としてのみだった。ただ、現時点で2番手捕手争いが停滞しており、この日も8回からマスクをかぶらせた。

「オープン戦のどこかで捕手で使うというところも考えてもいいんじゃないか。皆さんの言うように2番手の捕手を作らないといけない」と言及した。

 パンチ力のある打撃だけでなく、外野の守備固め、代走もこなせる。それだけに2番手の捕手とすることは、起用面が限定されることになるため悩ましいところでもある。

 それでも、現在2番手捕手を争っている海野、九鬼への刺激にもなる。指揮官は「谷川原が入った方が競争が激しくなるかなと。本気度というか、ギラギラ感を出してくれるんじゃないか」と期待を込めた。