お笑い芸人の東野幸治(54)とお笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の徳井健太(41)が28日、都内で「徳井健太『敗北からの芸人論』刊行記念トークイベント」を行った。

 本作は「芸人について書くなら徳井君が適任」と東野に後継者に指名されて執筆。21組の芸人の生きざまを取り上げたが、徳井によると中でも反響があったのは東野だったという。

 徳井は「ダウンダウンさんは超面白かったけど、今田(耕司)さん、東野さんも超面白くて。その2人が『ダウンタウンさんには足元に及びませんよ』って言ってるのが衝撃ですよ」と話した。

 東野は「お笑い青春時代がダウンタウンさんとの共演。その最終が『ごっつええ感じ』とすると、それが終わった時に『(2人を超えるのは)もう無理やな』と思って。ダウンタウンさんのいないパラレルワールドを作った(笑い)」と明かした。

 パラレルワールドを生きていくつもりだったが浜田雅功から「ごぶごぶ」(毎日放送)の出演を依頼され「面と向かって言われてるから『パラレルワールドにいないんで無理です』とか言われへんから。マネジャーに浜田さん経由で話がきたら絶対に断るなと(言って)。オレ、殺されると(笑い)」と受け入れるしかなかったという。

 また、松本人志から「ワイドナショー」(フジテレビ)の進行をお願いされた時についても「うれしかった? いやよ。松本さんがどういう気持ちでワイドショーをしようとしてるのか、当時は知らんから。えっ、それをオレが受けるの?」と当時の気持ちを振り返った。

 徳井が「東野さんが松本さんからのオファーをそんな重圧に感じてるとは、誰も思ってないですよ」と話すと、東野は「いやいや。最近は絡みますけど、基本はパラレルワールドは続いてます。楽ですよ、ダウンタウンさんのいない世界って(笑い)」と笑わせていた。