ボートレース戸田の「ヴィーナスシリーズ第22戦」は1日、予選2日目を終了。序盤戦のここまでは静岡の新鋭・柴田百恵(22)が無傷の3連勝と快走中。一方、4連勝を目指した谷川里江(54=愛知)は11Rで2着ゴール。同様に来田衣織(25=兵庫)も12Rで4着に敗れて、ともに連勝は3でストップした。

 この3人に負けじと今節、乗りっぷりの良さが目に付くのが静岡支部の〝元気っ娘〟森下愛梨(25=静岡)。連日、ハツラツとした走りを披露し、ここまで3戦して3、1、4着。しかも6、5、2号艇での結果とあって、中盤以降へ期待は高まるばかりだ。

 この躍進の原動力となっているのは前節の地元浜名湖ヴィーナスSだ。デビュー5年目での初優出を果たした。「もちろんうれしかったですけど、それと同時にすごく自信になりました。予選で山川美由紀さんのインを2コースから差せたし(結果は2M差でされ2着)しっかり戦えた」と笑顔で振り返った。

 その勢いは今節さらに加速している。機力についても「足は良かった。伸び寄りで展開を作れる足ですね。ペラの反応がめちゃくちゃある。悪いエンジンではない。ブンブン握って回れば前に出る」と仕上がりは良好。

 同支部の1期後輩・柴田百恵がここまで無傷の3連勝とあって〝負けたくない〟という意識も強くなってきているはず。「今節のスタートは全部、全速で行けている。センター枠なら面白い」と不敵な笑みを浮かべてように、格上と激突する予選3日目も目が離せない。