人気俳優の堺雅人(48)が日本テレビ系で26日に放送されるスぺシャルドラマ「ダマせない男」(仮題)で主演を務めることが明らかになった。日テレは連ドラ化、映画化まで見据えたビッグプロジェクトと捉えている。堺にとって「半沢直樹」(TBS系)、「リーガル・ハイ」(フジテレビ系)に続く新たな代表作となるか――。

 2020年夏に放送された「半沢直樹 第2シリーズ」以来のドラマ主演となる。気になる内容は…。

「堺が演じるのは、超が付くほどのお人よしのサラリーマン。幸せな家庭を築こうと婚活パーティーに参加したところ、門脇麦扮する詐欺師に出会い、詐欺の片棒を担ぐハメになるんです」(日テレ関係者)

 これまでの堺はTBSやフジ、そしてNHKのイメージが強い。日テレのドラマに出演するのは2015年の「Dr.倫太郎」以来、約7年ぶり。全話の世帯平均視聴率は12・7%と、まずまずの成績を残した。

「日テレとしては高視聴率が見込める堺にはぜひとも出てもらいたい。一方、堺サイドも前回のドラマが2桁をキープしたことで、日テレドラマ班に対して決して悪い感情を持っていたわけではない。今回は日テレの熱意にほだされて、出演を決めた」(前同)

 堺が出てくれるということで、日テレは最高の待遇で迎える。門脇以外にも魅力的な共演者をそろえた。「堺と門脇が狙う悪徳不動産社長として広末涼子、伝説の詐欺師として小手伸也らが出演します。制作費に5000万円を投入するほど、日テレは気合が入っている」(制作会社関係者)

 日テレとしては単発のスペシャルドラマで終わらせるつもりはない。すでに連ドラ化や映画化を想定して動いており、堺サイドに打診したという話もある。

 ただ一つ、懸案事項もある。それは堺が演じるのはマジメなサラリーマンでありながら、結果的に詐欺に加担するというストーリーだ。「詐欺師が主人公のドラマ、映画と言えば、フジテレビの『コンフィデンスマンJP』が独走状態。同じ詐欺をテーマにするだけに、比較されるのは避けられない」と芸能プロ関係者。

 同ドラマが今後、どのように展開していくかは、26日の視聴率にかかっている。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)