フジテレビ系「ワイドナショー」が6日放送され、ロシアのプーチン大統領が仕掛けたウクライナ侵攻を取り上げた。

 コメンテーターの作家、乙武洋匡氏は「これだけ米国もNATO(北大西洋条約機構)も(ロシアを)止められてないのを中国が間に入って止まったってなると、中国の国際的なプレゼンス(存在感)が上がると思う」と指摘。ロシア政治が専門で筑波大教授の中村逸郎氏に見解を求めた。

 中村氏は「中国はプーチン政権に対して警戒感を強くしている。プーチン政権についていくと、それに引きずられて習近平政権も国際的な非難にさらされるんじゃないかと」と解説。中露関係が「大きな転換期に来ている気がする」とした。

 その上で「プーチン政権はインドのほうに手を出している」と指摘。プーチン氏が昨年12月、インドのモディ首相を訪問したことに触れ、「これからおそらくロシアは中国からインドにシフトしていくんじゃないかと思っている」と予測した。