三宅裕司(70)が座長を務める熱海五郎一座「任侠サーカス~キズナたちの挽歌~」(5月29日から、東京・新橋演舞場)の制作発表会見が7日、都内で行われた。一座のメンバーのほか、ゲスト出演の浅野ゆう子(50)、A.B.C-Z塚田僚一(35)が意気込みを語った。

2度目の出演となる浅野は「前回(13年)は座長の三宅さんに直談判しての出演でした。今回は三宅さんから声をかけていただいて、泣き崩れるほどうれしかった」と喜びを語った。

一方、14年に始まった演舞場シリーズ初の男性ゲストとなる塚田は「プレッシャーはありますが、やるからには全力で、いろんなことを吸収したい」。演じるのは高い身体能力を生かしたサーカス団員役で、三宅から「アクロバットを使ったギャグ」も期待されている。この日はさっそく「熱海五郎一座に決まって、うれしいY」とあざやかなY字バランスを決め、持ち前の身体能力を披露した。

三宅は「塚ちゃんの周りはとんでもないドラマが待ち受けていて、最後はグッと感動できる」とアピール。コロナ禍の演劇への危機感も語り「今回は特に力を入れて、楽しい作品を作ろうと思っている。たまったものを新橋演舞場で発散する。生の舞台の楽しさを、今回こそ伝えなきゃいけない」とした。

ほかに、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之も登壇した。