ロシアのウクライナ侵攻を受けて女子テニスの元世界ランキング1位、ロシア出身のマリア・シャラポワさん(34)が自身のインスタグラムを更新し、悲痛な心境を告白した。

 4大大会を5度制したシャラポワさんは2020年2月に現役引退を表明。同12月に英国人実業家との婚約を発表した。

 シャラポワさんをめぐっては、ロシアのウクライナ侵攻に沈黙を続けたことで、インスタのコメント欄に誹謗中傷が殺到していた。そんななか、シャラポワさんは9日夜にインスタを更新し、ウクライナ情勢に初言及。

 ぬいぐるみを手に持つ子どもの写真を掲載し「ウクライナのエスカレートする危機に見舞われた家族や子供たちの映像や記事で毎日ますます心を痛め、心の底から深く悲しんでいます」と投稿。

 その上で「私は食料、水、援助キットを提供するため精力的に活動している団体Seve the Children,s Crisisis Relief Fundに寄付しています」と、すでに支援に乗り出していることを明かした。

 シャラポワさんは「私と一緒に寄付をお願いします。平和を祈り、被災された全ての人に愛と支援を送ります」と、ウクライナへのさらなるサポートを訴えている。