〝炎の飛龍〟藤波辰爾(68)が、記念ツアーで己の全てを出し尽くす覚悟を示した。
自身が主宰するドラディションは10日、都内で会見を行い、5月12日に東京・後楽園ホールで開催される藤波のデビュー50周年ツアー第2弾「THE NEVER GIVE UP TOUR」の対戦カードを発表。
メインで藤波は、新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王者SANADA、前IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟とトリオを結成し、越中詩郎、永田裕志、長井満也組と対戦することが決まった。
昨年5月9日デビュー50周年を迎え、秋に第1弾の記念ツアーを開催。いよいよ第2弾を迎え、藤波は「ファンのみなさまはいろんな形で応援してくれている。50年の中で応援してよかったと思ってもらえるように、もう一回コンディションを上げて、ファンの人をがっかりさせないようにリングへ立ちたい」と決意を述べた。
対戦相手の多くは、もちろん藤波より若い。それでも「自分自身が50年やってきて、ここで落ち着いたらダメ。まだまだ先を見ている。現役を全面に出して先を見ながらいきたい」と目標を口にした上で「(若手と)肌のツヤは全然違うし、彼らは彼らで全盛期だが、それに近づけるようにやるしかない。闘志は負けない」と負けん気をのぞかせた。
長年にわたりプロレス界に君臨するレジェンドが、飽くなき向上心で若手に挑む。