日本相撲協会は11日に春場所(13日初日、大阪府立体育館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を発表した。初場所で3度目の優勝を果たし、新大関となった御嶽海(29=出羽海)は、初日に幕内逸ノ城(湊)、2日目は幕内宇良(木瀬)と対戦する。


 この日、電話取材に応じた審判部長の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)は「次(の番付)は横綱しかないので、そこを目指して精進していけばいい。先場所でも相撲は安定していた。そういうところを評価して大関になっている。タイプ的に緊張しないのでは」と太鼓判を押した。

 一方で、2場所ぶり7度目の優勝を狙う横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)は初日は新小結豊昇龍(立浪)、2日目は幕内大栄翔(追手風)の挑戦を受ける。師匠である伊勢ヶ浜親方は「うちの部屋は(照ノ富士らが)コロナに感染して10日間休んだ。そこは厳しい。私の考えは1日稽古を休んだら、3日遅れると思っている。10日だから30日。場所中でも稽古してどこまで回復できるか」と新型コロナウイルス感染による稽古不足に不安をのぞかせていた。