佐藤アツヒロ(48)が11日、東京・サンシャイン劇場で、主演舞台「行先不明」(12~21日)東京初日前会見を行った。

旅行代理店で起こる積立金横領をテーマに、翻弄(ほんろう)される人々を描くお仕事コメディー。社員の佐々(さっさ)を演じる佐藤は「コメディーっぽい面白さの中に、人情がある。最後はどうなってしまうんだというミステリーがありながらの約2時間45分。東京公演、最後まで頑張っていきたい」と意気込んだ。

座長として会見を盛り上げる一方、見どころについての質問では「普通の格好をしているところ」と珍回答。共演陣の突っ込みを受けると、仕切り直して「元気になります」とシンプルに答え笑いを誘った。

お笑いコンビ、ペナルティのヒデ(50)は「コロナ禍で(接触が)制限される稽古でも、座長が天然要素のあるお人柄」と、佐藤の朗らかさがカンパニーの“癒やし”になっていると紹介。「スーパースター時代から拝見していた人が、こんなド天然だったとは」と光GENJI時代を引き合いに笑った。

旅行代理店社員の三國を演じるA.B.C-Z五関晃一(36)は、劇中でも佐藤の後輩という役どころ。「みんなから責められる時に、アツヒロさん演じる佐々さんが味方してくれるシーンがある。その時の目が優しすぎて、(役ではなく)五関が出てきちゃう。俺、アツヒロさんに一番かわいがられている後輩なんじゃないか? と私情が出るくらい」と信頼を寄せると、佐藤は「とても頼もしい後輩です。何でもできて、何でもやる。みんなにかわいがられる後輩です」と笑顔で応じていた。

馬渕英里何、福田転球、永島聖羅、伊藤萌々香、真琴つばさも登壇した。