お笑いコンビ、爆笑問題の太田光(56)が11日、都内で「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」(18~24日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷)のアンバサダー就任記者会見を開いた。

同映画祭は「テレビも、SNSも超えて、映画で伝えたいことがある」をテーマに11作品を上映する。ドキュメンタリー映画を見る際の基準について太田は「全部、今起きていることと、全てつながっている。世界が注目しているのはウクライナ情勢だけど、石破さんにしろ、パレスチナにしろ、もしかしたらももクロもつながっている。どっから入ってもいいと思う」と話した。

さらに「戦争の狂気」について「今見るべきだと思うし、現実にウクライナの部分で言うと、アメリカが直接軍事介入しなくても兵器を送っている。NATOも。世の中ダブルスタンダードがある。同じ時期に、別のところで同じように残酷なことが起きていることを知っておくべきだと思う。ウクライナ、今の世の中を知るヒントになると思う」と話した。

そして「去年(上映された)の東大と三島由紀夫の討論会は相当見応えがあって面白かった。(日本赤軍元幹部の)重信房子とか(連合赤軍の)あさま山荘(事件)とか、あの辺の時代をもっと知りたい。あさま山荘事件の時は小学生。親が一日中、動かない映像を見ている。買い物におふくろに付いていったら、西友の家電売り場で見ていた。視聴率的に、あれを超えられない。テレビのバラエティー、テレビの今後を考えると『テレビはテキ屋の寅さんと同じで、通行人の足をどれだけ止められるかだ』と、高田文夫先生と話したことがある。67、68、69年当時の映像、出来事を振り返りたいと興味がある」と話した。