女優の吉高由里子が14日、都内で行われた「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’21/第27回AMDアワード」の授賞式に出席した。

 一般社団法人デジタルメディア協会がデジタルメディア業界の発展を目指し、優れたデジタルコンテンツ等の制作者を表彰するもので、優秀賞11作品の中から、昨年10月期に放送された吉高主演のTBS系ドラマ「最愛」が大賞にあたる総務大臣賞を受賞した。

 グランプリフラッグを受け取った吉高は「立派な旗をいただき、強くなった気持ちになって旗を振り回したい気持ちをグッとこらえてます」と冗談で笑わせた。この最愛はオリジナルのサスペンスラブストーリーで「生みの苦しみから始まったドラマ。一つひとつ丁寧に紡いでできていった作品。長く残る作品でもあるし、自分より長く生きる作品に携われたことに感謝したい」と笑みを見せた。

 また、AMD理事長賞にはマンガや実写映画で話題になった「東京リベンジャーズ」が受賞。人気キャラクター・ドラケンこと龍宮寺堅を演じた山田裕貴が登壇し、「このご時世、撮影が大変でした」と振り返った。撮影が止まることもたびたびあり、プロデューサーや監督も「申し訳ない」と声をかけてくれたという。「主演の北村匠海くんをはじめ、スタッフのみんなでとても熱い気持ちでいられたのは、みんなの思いだと思います」と語った。

 山田は「ドラケンのセリフでもあるんですが『下げる頭 持ってなくてもいい。人を想う“心”は持て』。このセリフのように、みんながみんなを思う気持ちが作品をここまで持ち上げたんだなと思います」としみじみ語った。