自民党の片山さつき元地方創生担当相(62)が、退会勧告を受けた二階俊博元幹事長の二階派から、安倍晋三元首相が率いる〝安倍派〟入会を目指す意向を示している。

 報道陣に13日、「(安倍派に)手続きを取ります」と語った片山氏は、昨年暮れに二階派からの退会を二階氏に直接伝えたと主張。ところが、二階派はこれを否定して退会勧告を受けていた。

 現在、最大派閥の安倍派は総理総裁こそ選出していないが、党内に絶大影響力を持つことで知られる。

 渦中の片山氏は14日に都内ホテルで行われた旧竹下派の会長をつとめ、2021年の9月に74歳で死去した竹下亘元復興相のお別れの会に参列した。その際、青と黄色が基調のウクライナ国旗をモチーフにしたマスクをしてきたという。

「竹下氏のお別れ会は1000人以上が参列しました。その中で目立ったのは、片山氏がウクライナ国旗マスクをしていたことです。葬祭の基本は白か黒ですよ。参列者の中には『何なんだ、あれは…』と不快に思った人もいました。安倍氏も入会に慎重になるのではないか」(自民党関係者)

 厳粛なお別れ会でウクライナマスク。安倍氏は片山氏の入会を認めるのか。