広島・九里亜蓮投手(30)が15日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)で〝炎上〟した。先発マウンドに立ち5回90球を投げ、9安打3四死球8失点と大崩れだ。

 初回二死から中村にソロを浴びた。続く2イニングは無失点に抑えたものの、4回にこの試合で初めてとなる連打を浴びて2失点目。そして2点リードの5回には一死満塁から4番・マーティンにライトへ走者一掃となる逆転適時打、さらに5番・レアードには左翼席へ3ラン、続く6番・佐藤にも右翼席へのソロアーチを叩き込まれ、打者一巡の猛攻によって一挙6失点を喫した。

 計8失点となった降板後は「真っすぐに関してはいい感じで投げられたが、打たれるということは何かしら原因がある。映像を見直した上で、しっかりと、投げられるようにしたい」と述べ、あくまでも前を見据えた。

「打たれずに行けるのが一番いいこと。打たれて悔しくないことはない。いくらオープン戦といえど、しっかりとした投球ができなかった悔しさは自分の中ではある。そういうところを忘れずにしっかりとしたものを出せるようにやらないといけない」とも続け、反省の弁とともに開幕へ向けて自らの闘争心をかき立てていた。