俳優生島勇輝(37)と俳優でダンサーの生島翔(36)が16日、宮城県気仙沼市の「みなと気仙沼大使」に任命された。

同市の魅力発信や知名度向上、地域振興に貢献するもので、委嘱期間は今年9月30日まで。

2人は気仙沼出身のフリーアナウンサー生島ヒロシ(71)の長男と次男。ともに東京生まれだが、東日本大震災後のボランティア活動や公演、イベントに尽力。堤幸彦監督(66)のドキュメンタリードラマ「Kesennuma,Voices.1~7」にもそろって出演して、震災復興に全力を挙げる気仙沼の現状を発信した功績が認められた。「父の生まれ故郷・気仙沼の復興に少しでも役立つことが出来て、うれしいです。大使として、全国、いや世界に気仙沼の素晴らしさをアピールしていきます」と話している。

兄弟以上に今回の大使就任を喜んでいるのが、父親の生島ヒロシだ。大使制度が始まった2000年3月の第1期に「リアスさんりく気仙沼大使」に任命され、今も“名誉大使”として活動している。「息子2人が大使になってくれるなんて、夢のようです。今年も3.11には気仙沼からTBSラジオの生放送をしましたが、復興には若者の力の大切さを痛感しました」と話している。

他に気仙沼が舞台となったNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演した俳優藤竜也(80)と女優竹下景子(68)も任命された。