ウクライナの元テニス選手でロシアの侵攻から母国を守るため、ウクライナ軍に入隊したセルジー・スタホフスキー氏が、サッカーのイングランド・プレミアリーグ、トットナムのアントニオ・コンテ監督を批判した。

 スタホフスキー氏は、インスタグラムのストーリーに、コンテ監督に送ったメッセージを投稿した。「あなたがウクライナの状況を理解しているとは思えない。そうでなければ、あなたがロシアの選手やビジネスマンを悲しんでいるように聞こえるコメントをするのは想像できない。ロシアの侵攻により、何百万人ものウクライナ人が故郷を離れなければならなかった。ロシアが爆撃している間、何百万人もの人々が自分の街で地獄を見なければならない。目を覚ましてください」などと訴えている。

「ユーロ・スポーツ」によると、コンテ監督はロシアのウクライナ侵攻がスポーツ界に与える影響について意見を求められ「ロシアとウクライナの戦争が、サッカーやスポーツ界に影響を与えていることは非常に悲しいことだ。ロシア人選手が競技会から追放されたことは、とても悲しい。フェアではない」などと発言したという。

 当事者にとっては、見過ごせない発言だったようだ。