阪神・藤浪晋太郎投手が18日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発登板。5回4安打2失点(自責は1)の内容でマウンドを降りた。

 チームの開幕投手に内定していた青柳は、前日17日に新型コロナウイルス陽性と判定されたばかり。「代役開幕投手」の最有力候補とみられている藤浪は前回登板の中日戦(12日、甲子園)から中5日で急きょこの日の先発を任されることになったが、終始安定感のある投球を披露した。

 最速160キロをマークした直球に加え変化球の精度も上々。打者22人を相手に与えた四球は「2」。課題の制球も最後まで大きく乱れることはなかった。25日の開幕・ヤクルト戦まで残り1週間。投手陣のやりくりに苦しむ阪神首脳陣を、ひとまずホッとさせるには十分な97球だった。