映画監督の北野武(75)がイタリアで4月に開催される「第24回ウディネ・ファーイースト映画祭」で「ゴールデン・マルベリー賞(生涯功労賞)」を受賞するために、イタリア入りすることが18日、発表された。

 現地時間4月29日に開催されるウディネの公式イベントに北野監督が登壇し、授賞式が行われる予定。同映画祭では、2016年に大林宣彦監督が同賞を受賞。音楽家・久石譲が2015年に受賞した際は、メイン会場に集まった1200人の観客の前でスペシャルコンサートを行った。

 映画祭ディレクターであるサブリナ・バラセッティらアジア映画ファンが中心となって、1999年にアジア映画に特化した映画祭をスタート。いまや世界最大のアジア映画に成長した。

 映画「おくりびと」「テルマエ・ロマエ」などの娯楽大作や、「カメラを止めるな!」の世界的フィーバーの火付けともなった映画祭として日本映画界のみならず世界からも注目されている。