J1FC東京の日本代表DF長友佑都(35)がW杯出場を誓った。 

 19日の京都戦(サンガ)に右サイドバック(SB)で今季初先発した長友は、好守で躍動。チームの3連勝に貢献し「勝ててホッとしている。自分が先発で負けてしまうと自分のせいになると思ったので、必死にやった。左でも右でもSBとしての求められることは変わらない。落ち着いてプレーできた」と納得の表情を浮かべた。

 今後は日本代表の一員として、カタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦(24日、シドニー)とベトナム戦(29日、埼玉)に挑む。

 運命の大一番を前に「全く不安はない。いろいろな修羅場をくぐってきている。不安も焦りもない。前回、1月末の代表戦の方が、オフ明けでほぼ試合をやらずに臨んだ。今回は1月末の代表戦をやってるし、FC東京に帰ってからの練習試合も70、80分出ているし、リーグ戦も途中から出ている。今日も90分出たので、全然問題はない」と自信をのぞかせた。

 オーストラリア戦に勝てば、7大会連続のW杯出場が決まる。「オーストラリアも死にもの狂いで戦ってくる。彼らも勝たなくてはいけない。そして、僕らも勝って決めたいので、非常に厳しくて面白い試合になると思う。必ず勝ってW杯出場を決められるように頑張っていきたい」と意気込みを示した。

 森保一監督(53)も「チームを勝たせることができる。自分の役割を全うできる」と期待を寄せるベテラン。W杯出場へ、持ち前の闘志と経験値でチームをけん引する。