埼玉・戸田市長選(20日投開票)に立候補しているスーパークレイジー君(35)が19日、戸田公園駅前で街頭演説会を行い、「いきなり少年野球からメジャーリーグみたいなもので、型破りだが、本気でやります」と訴えた。
      
 戸田市長選は現職の菅原文仁市長(46)との一騎打ち。当初、対抗馬が立たずに無投票となりかけた中、クレイジー君は「有権者に選択肢がないのはおかしい」と今月4日に市議のバッジを失ったばかりだが、名乗りを上げていた。

「戸田の有権者は約11万人だが、選挙に行くのは約4万人。眠っている約7万人に選挙に行ってもらいたい」とトレードマークの特攻服を着ることはなく、市内を徒歩でくまなく歩き、自身の支持よりも選挙があることを訴えた1週間でもあった。

 最終演説会では暴風雨の中、集まった100人以上の聴衆を前に「当選無効になって、『街から出ていけ』といわれてもおかしくないが、応援してくれる人がいる。何かを期待してくれている。(市長選に出て)順番はおかしいかもしれない。いつでも、何度でも呼び出せる市長、政治家ではなく、雇われ店長だと思ってください。この街のオーナーは戸田市民11万人です」と1時間にわたって、熱く訴えた。