イタリア1部ユベントスのアルゼンチン代表パウロ・ティバラ(28)が今夏にフリーで退団することが確実になったと、同国メディア「ガゼッタ・デロ・スポルト」など各メディアが一斉に報じている。

 名門クラブの10番を背負ってきたディバラは今シーズン限りとなる6月末でユベントスと契約満了を迎えるため、かねて契約延長の交渉を行ってきた。そんな中、クラブ側はディバラのケガの多さを考慮し、交渉してきた年俸額を引き下げて700万ユーロ(約9億2000万円)の3年契約という新たな条件を提示したことで〝決裂〟したという。

 2015年にパレルモから移籍金3200万ユーロ(約42億円)で加入したエースについて、ユベントスのマウリッシオ・アリバベーネ最高経営責任者(CEO)が「ディバラはもはやユベントスプロジェクトの中心ではありません」と断言したように、今夏にはフリーとなり、移籍金なしで他クラブに入団することが可能となる。

 すでに今夏には大争奪戦になることが確実と予想されており、同紙によると、同リーグのインテルが関心を示し、イングランド・プレミアリーグのトットナムやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、スペイン1部バルセロナとアトレチコ・マドリードがそれぞれ興味を持っているという。