「黒いカリスマ」こと蝶野正洋(58)が、未来のプロレス界を担う若手選手に基礎をビシバシ叩き込んだ。プロデュースする若手選手によるリーグ戦「CHONO キャンプ ZERO1」の公開練習が23日に行われ、出場予定の10選手中8選手が参加した。

「小さい団体だと早いうちから前座が結構メインイベント扱いになるので、基本を振り返る機会がないのが実情だと思った」と企画の意図を説明。自らリングに上がってプロレスの基礎を徹底指導した。「今は難しい技が求められるが、逆に今回の試合の組み立ては5~10くらいの技でやってほしい。(基本技がメインの)チェーンレスリングができるようになれば、どこに行っても試合ができるようになる」

 若手選手に期待を寄せているからこその猛ゲキだ。「インディとメジャーは差があるという偏見があったが、そこの違いはない。今回は前座という設定だが、彼らがメインになれる可能性もある」。蝶野の発案がプロレスの未来を激変させるかもしれない。