大阪市の読売テレビは24日、春の改編会見をオンラインで行い、上沼恵美子(66)の地上波唯一のレギュラーとなった「上沼・高田のクギズケ!」(日曜午前11時40分=関西地区)への期待感を語った。

改編会見には菊川雄士編成局長、吉積伸介編成部長が出席。同局は「相対的に上沼さんの番組が(地上波唯一となり)注目されるということは、我々としても、そういう受け止めをしているという感じです」とコメントした。

上沼の地上波レギュラーをめぐっては、4月1日にテレビ朝日系「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」が放送終了。「-クギズケ」だけが残った。

公開収録番組の中で、視聴者、世間の反応を感じながらしゃべりを展開する上沼にとって、コロナ禍での無観客収録はひとつの試練でもあったが、同番組については「逆手にとって、ではないが、伝え方の新しさを学んだ」。上沼の苦心については「当初は今までずっとあったもの(観客の反応など)がなく、相当苦労されたと思う」と思いやりつつも、最近は「逆に熱量、パワーが伝わっている」ともとらえる。

コロナ禍を乗り越え、4月以降も番組は継続。同局は「現状、終了の予定はございませんし、視聴率的にも好調で、ひじょうに多くの方にご覧いただいている」と手ごたえを語った。

その上で、結果的に、同番組だけが上沼の地上波レギュラーとして残り「コロナ禍はまだまだ続くでしょうし、悩ましい番組作りも続きます。今のペースを続けていくことが視聴者の支持につながる」と意を新たにした。

またこの日、4月8日スタートの「るてんのんてる」(金曜深夜0時30分、初回は深夜1時15分)など、新番組も発表。「るてん-」は、フットボールアワーが進行する新企画バラエティーで、同局全ディレクター25人が順に自由な発想で企画した内容を、コンビが見届けていくもの。