芸能リポーターの井上公造氏が25日、朝日放送「おはよう朝日です」に出演。木村拓哉の結婚会見にまつわる〝逸話〟を披露した。

 今月いっぱいで芸能リポーター引退を宣言している井上氏は、この日が同番組最後の出演。そこで、過去の芸能事件簿を振り返る企画が行われた。

 その中のひとつが2000年11月、さいたまスーパーアリーナであった「一晩で25万円事件」だ。井上氏は「木村拓哉さんが工藤静香さんと結婚して会見したのがここなんですけど、実はこの日、スポーツ新聞で結婚が報じられて、いろいろ問い合わせが来てたんですけど『会見はありません』って話だったんですよ」と当時を回想し始めた。

 同日は木曜日で翌日の「おはよう朝日です」出演のため、新幹線で大阪に向かっていたというが、京都に着いたあたりで事態は急転。SMAPがライブをやっていたさいたまスーパーアリーナで、ライブ終了後に木村が会見を行うという。井上氏は同番組のプロデューサーに相談。新大阪から急きょ伊丹空港に向い、空路で東京に引き返した。

 会見について井上氏は「そばで聞いてて、お相手の話をしないし誰も聞かないから、僕は『お相手は工藤静香さんですね?』と聞いた覚えがあって。そしたら木村さんから『えぇ?』『ああ?』という〝何聞くの、いまさら〟という感じだったのを覚えている」と証言した。

 会見は午後11時ごろ終了し、交通手段を失った井上氏はタクシーで大阪入りしたという。井上氏は「そのころの『おは朝』はお金持ってたんですよ! それで、朝の4時ぐらいに大阪着きましたけど、料金的には23万いくら。その前の飛行機とか含めて25万は超えた。運転手さんに『またよろしく』って言われたけど、またはない!」と冗談交じりに話し「木村拓哉さんだから許されたお金の使い方です」と感慨深げだった。