ボートレースとこなめのGⅠ「開設68周年記念 トコタンキング決定戦」は27日、予選折り返しの3日目を終了。開催4日目の28日は予選最終日を迎える。

 ここまでの得点率トップは9・00の土屋智則(37=群馬)。2位に8・25の茅原悠紀(34=岡山)がつけており、この両者がポイント争いでは少し抜けている。地元愛知勢ではエース・池田浩二(43=愛知)が7・60の3位タイにつけているが、一方で7位以下に6点台がズラリと並んでおり、ベスト18入りをかけた争いは激戦必至。その中で、ここでは前本泰和(49=広島)を取り上げる。

 3日目は5、4着と足踏み。後半9Rは展開が向かなかった影響もあったが、前半4Rはスリットで立ち遅れ。課題の残る一日となってしまった。

 その要因は「安定板がついて良くなかったね。2日目まではまあまあだったが…。前半のスタートも起こしがついてこなかった」と調整がうまくいかなかったとのこと。艇界屈指の機出し巧者の前本といえども「エンジンが大したことないから、ちょっとしたことで変わるね」と、ただでさえ今節は天気が日替わりになっている上に、凡機だけに一層シビアな調整が必要。多少の小休止は致し方ないところだろう。

 ただ、4日目は3日目と似たような天気予報。しかも、11R1回と調整の時間はたっぷりある。同じ失敗を繰り返す選手ではないだけに、巻き返しは必至だ。