中日が27日の巨人戦(東京ドーム)で最大4点差をひっくり返して延長10回の末、7―5と劇的な大逆転勝利を飾った。4点を追う8回にドラフト2位・鵜飼の適時二塁打などで2点を返すと、9回は大島の2点適時打で同点。さらに延長10回は途中出場の溝脇が値千金の勝ち越し2点適時打を放った。

 以下は立浪和義監督(52)の主な一問一答。

 ――監督就任初勝利

 立浪監督 1戦目、2戦目がああいう(逆転された)負け方をしたんで、うまくいかないとは思ったけど、予想以上にいろんなことが起きすぎたので。今日もいきなり4点取られて非常に苦しい展開だったが、本当に、よう勝ったなあ、と。

 ――8回は1、2番が出て鵜飼が打って流れが変わった

 立浪監督 もう少し流れも早くつかみたかった。連敗しているときはなかなかうまくいかないけど、こういう試合を勝てたというのは大いに自信にしてもらって。今のチームというのは全員でやっていかないとなかなか勝利は難しいと思う。勝つことによっていろいろ流れも変わってくるし、どんどん選手も自信がついてくる。とにかく今年は1試合1試合を全力で、若い選手もたくさん出ているので、やっていけばいいかなと。

 ――溝脇が勝ち越し打を放った瞬間は

 立浪監督 ベンチから見たら捕られたと思った。本当に紙一重であれも満塁になったから後ろに(巨人の外野手が)下がったんで、前だったらたぶんレフトライナーだっただろうし。それぐらいワンプレーとかで、微妙に野球って流れが変わるので、そういった一つ一つのことを大事にやっていきたい。

 ――現役時代と比べて試合の疲労度は

 立浪監督 体的にはもちろん、出ている方がしんどいけど、特に守っている時にピンチでベンチで見ていると非常にひやひやするというか、ここの球場はホームランも出やすいし、早く自分もいろんなことに慣れていかないといけない。勝負勘もまだまだで、もっと養っていかないといけない。

 ――ウイニングボールは

 立浪監督 ちゃんと家に飾ります。

 ――岩崎が出場選手登録を抹消となった

 立浪監督 今、検査しているのでは。当分は難しいと思う。たぶん祖父江がもうすぐ上がって来れるし、いるメンバーでまた考えてやっていきます。

 ――星野氏も監督デビューは巨人戦で2連敗後、3戦目で勝利したが、因縁を感じるか

 立浪監督 それはあんまり関係ないです。なんでもやたら結びつけようとするからね(笑い)。