俳優生田斗真(37)が4月11日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜午後9時、初回30分拡大)で一人二役を演じることが28日、分かった。

主演綾瀬はるか(37)の「月9」初主演作。綾瀬が容姿端麗で欲望を隠さない敏腕弁護士剣持麗子、相手役の俳優大泉洋(48)がミステリー小説家志望の男・篠田敬太郎を演じる。生田は麗子の元恋人で自分を殺した犯人に全財産1080億円を譲ると遺言して死ぬ御曹司・森川栄治と、その兄で財産相続を放棄した大学准教授・富治を演じる。

生田は「本当に面白くて、とんとんとんとん引き込まれていく脚本でした。栄治と富治はある種、表裏一体で背中合わせのような関係です。その雰囲気をきっちりと表現したいですね。ミステリー作品において、富治の存在はストーリーに大きく関わってきますので、その役割をしっかり果たしたいと思います」と話している。

そして「栄治は、お金持ちでボンボンだけど“なんか憎めないよね”って思ってもらえるような、たくさんの人に愛されるキャラクターを構築したいと思います。過去と現在、2つの時間軸があるので、時間の流れが感じられるよう、表現できたらいいなと思います」とコメント。

綾瀬との共演については「同じ作品に出演したことはありましたが、ガッツリご一緒するのは今回が初めてなので、すごく新鮮ですね。綾瀬さんはとても透明感があるし、芯の強さも感じる。スタッフの皆さんに愛されているなあと感じる女優さんですね。麗子は“優しいところが好きなんだよね”というセリフが出てきますが、その言葉の通り、彼女の強さの奥にある、優しさや柔らかさにほれたんだと思います。麗子ちゃんの思い出にしっかり残るような元彼を演じたいと思います」と話している。

大泉とは、ともに北海道出身。「どこかで近い存在に感じていたので、今回ご一緒できて光栄です。とてもお話好きな方で、現場でも気遣って話しかけてくれたりして、頼りになるお兄さんという感じです」と話している。

フジテレビ第一制作部の金城綾香プロデューサーは「奇妙な遺言状を残した、麗子のかつての恋人。この物語の始まりを生み出した栄治は、誰もが恋に落ちてしまう色男であり、つらい運命を背負った悲しい若者でもあります。そして、栄治の兄である富治は、また弟とは違う苦しみと闘う男性です。このミステリーの本軸となる2人の男性キャラクターを、たった1人で演じていただくには生田斗真さんしかいないと思いキャスティングさせていただきました。綾瀬さん演じる麗子と、生田さん演じる栄治との出会いも描かれますので、ぜひ楽しみにしていてください」と話している。