幻の一撃だった。森保ジャパンは29日、カタールW杯アジア最終予選でベトナム(埼玉)と対戦。1―1で迎えた後半25分にMF田中碧(23=デュッセルドルフ)のシュートがゴールネットを揺らしたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で取り消しとなった。

 この日は前半20分に左CKからDFグエン・タン・ビンに頭で合わされて先制点を許す展開。それでも、後半9分にDF吉田麻也(33=サンプドリア)がGKのこぼれ球を押し込み、同点に追いつく。しかし、同25分に田中が放ったシュートがMF南野拓実(27=リバプール)の手に直撃。ハンドの判定を受け、勝ち越しとはならなかった。

 不運な形だっただけに、ネット上では「故意じゃないと思うけどな」「南野拓実の腕に当たったのは偶発的に見えたが、ハンド判定は正しかったのか?」と擁護の声が目立つ。しかし、ウィキペディアでは南野のページが何者かによって改ざんされ「ベトナムのサッカー選手」「ポジションはゴールキーパー」「ベトナムリーグ・サイゴンFC所属」「ベトナム代表」などと虚偽情報がつづられている。