豪華スケーターの競演だ。フィギュアスケートのアイスショー「スターズ・オン・アイス」(2~3日=大阪・東和薬品ラクタブドーム、8~10日=東京・国立代々木競技場)の前日会見が1日にリモートで行われ、北京五輪金メダルのネーサン・チェン(米国)、世界選手権で自身初の金メダルを獲得した宇野昌磨(トヨタ自動車)、同じく世界選手権金メダルの坂本花織(シスメックス)らが出席した。

 五輪と世界フィギュアで優勝した〝金トリオ〟は三者三様の思いでショーへ臨む。ネーサンは「皆さんも素晴らしい年。それをみんなでお祝いするようにショーができることを楽しみに」と話し、宇野は「今シーズンは今まで以上の成績を残すことができましたが、今シーズンの成績を全く背負わず挑んでいきたい」と口にした。また、来季へ向けては「今年からシニアに上がるような気持ちで、何かを背負ってますっていう演技ではなく、新たなことにどんどん挑戦していくんだよってものを皆さんに見せられたら」と語った。

 一方、坂本は「4年間の節目ということで、今しかないと思って、思い切って(髪を)バッサリ切りました」とイメチェン。金メダルとして臨むアイスショーへは「やっぱり『さすがメダリストだね』っていうスケートができるように、もう一度、気を引き締めて」と話した。

 また、ペアで注目の〝りくりゅう〟こと三浦璃来&木原龍一(ともに木下グループ)も会見に出席。「私たちにとってNHK杯以来の日本(の試合)。日本のファンの皆さまの前で滑ることができるので、スケートの楽しさを伝えられるように頑張りたい」(三浦)、「また皆さまの前で演技を披露させていただけることを心からうれしく思っています。2人の持ち味である楽しそうに滑っているところを日本の皆さまにお届けできれば」(木原)と抱負を語った。