巨人は1日の阪神戦(東京ドーム)で序盤から打線が火を噴き、相手先発の藤浪晋太郎投手(27)から4回までに6点を挙げてKOした。

 初回から坂本、ポランコの2者連続アーチで2点を先制すると、2回は大城の今季1号ソロでリードを3点に広げた。いずれも150キロ超の速球をとらえ、早々と試合の主導権を握った。

 3回は相手のミスにつけ込んだ。先頭打者の吉川が遊撃手・中野の失策で出塁したのを皮切りに、二死満塁までチャンスを広げ、丸が一、二塁間をしぶとく破る右前へ2点適時打だ。勢いづいたG打線は4回に坂本の中犠飛で1点を追加。ベンチの原辰徳監督(63)も表情を引きつらせることなくホクホク顔だ。

 結局、スコアボードに毎回得点となる「2」「1」「2」「1」を並べ、7安打6得点。藤浪をマウンドから引きずり下ろし、4連勝に向けて優位に試合を進めている。