脚本家の三谷幸喜氏(60)が2日、MCに就任したTBS系「情報7days ニュースキャスター」(土曜午後10時)で初出演を果たした。

番組冒頭、同局安住紳一郎アナウンサー(48)と並んだ三谷氏は、若葉の初心者マークを左胸につけて「こんばんは」とあいさつした後、「4月2日、土曜日、夜10時になりました。『情報7days ニュースキャスター』の時間です。今夜もどうぞ、最後までお付き合い下さい」と普段、安住アナが担当するカンペを読み上げた。すかさず安住アナから「その部分は私がやりますから」とつっこまれた。

意に介さない三谷氏は「暑くなりましたね。今年はじめての真夏日」とボケて、安住アナから「今日は全国的に冷え込みました。東京は最低気温5度で、関東では草津などでは雪が降りましたよ」と訂正が入った。三谷氏は「人それぞれですからね」と、冒頭から笑いを誘うやりとりを展開。安住アナからは「やる気みなぎっているのはよく分かりますけど、前半とばしますと息切れしますよ」とアドバイスした。

番組出演に際しての思いを問われると「楽しいね。ていうか、僕はどういう感じでここにいればいいのかまだつかみかねている状態です」。安住アナから「私たちは三谷さんの映画やドラマや舞台で楽しんできましたので、ぜひ三谷さんから見た世の中を教えてもらえればと思います」と求められると、三谷氏は「断っておきますけど、ぼくコメンテーターではないですから。総合司会ですから。それ以上のこと求めないで」と語った。

番組開始からMCを務めてきたビートたけしが3月いっぱいで番組を卒業。三谷氏はその後任を務める。現在NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の脚本を務めるなど多忙だが、初のテレビ番組のレギュラーオファーを快諾。還暦で大役に挑戦となる。

ともにMCを務める同局安住アナとは、同局系「ぴったんこカン・カン」で共演歴があり、旧知の仲。三谷氏の独特な視点からのコメントとともに、2人の掛け合いにも注目が集まっている。