スペイン1部バルセロナで主将を務める同国代表MFセルヒオ・ブスケツ(33)が、Jリーグ入りする可能性が浮上してきた。

 スペインメディア「フィチャージェスネット」は「バルセロナのキャプテンとクラブの契約は来年6月に終了し、サプライズがない限り、ブスケツがバルセロナのユニホームを着続けることはない。バルセロナはチームの刷新を図っており、契約を延長する意味があまりない」と報道。

 ブスケツは「私は33歳だ。今季を終えると契約の最終年に直面する。その時が来たら、私は自分がどうなっているのか、クラブと監督が私に何を望んでいるのかを見て決定する。おそらく、去る時が来た」と退団の意向を語った。

 2023年夏までの契約満了をもって退団となることが確実だが、チームは若返りを図っていることや、クラブに移籍金を残すことも考慮して今夏に退団する可能性も出ている。

 そうした中で同メディアは、名門バルセロナだけでなくスペイン代表でも主将を務めてきたレジェンドの新天地に向けた動きを分析。「バルセロナのキャプテンの新天地については幅広い選択肢がある」とした上で、まず最初に「MFアンドレス・イニエスタ(神戸)がいる日本」を挙げた。盟友のイニエスタからJリーグや日本の環境に関する情報を入手している可能性もあり、ブスケツの来日がにわかに現実味を帯びてきた。

 続けて「中国、カタール、MLS(米メジャーリーグサッカー)」と移籍先候補を列挙。同メディアは「最も可能性が高いのはMLSのようだ」との見解を示している。

 スペイン代表の大物では、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のDFセルヒオラモス(36)のJ1神戸への移籍がスペインの複数メディアで報じられたばかり。今後スペインのレジェンドたちが続々とJリーグに電撃参戦するのか大きな注目が集まる。