タレントのデヴィ夫人(82)が、立ち技格闘技「K―1」の年間最大興行「K’FESTA.5」(3日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で「スペシャルラウンドセレブ」に挑戦した。

 ラウンドガールに史上最高齢で挑戦したデヴィ夫人は、第6試合の「不可思 vs 小嶋瑠久」に〝勝負服〟という真っ赤なドレス姿で登場し、戦いに花を添えた。試合は激しい打ち合いとなったが、最後は不可思が猛攻で小嶋を追い込み、タオル投入でTKO勝ちとなった。

 ラウンドセレブの役割をしっかり務めたデヴィ夫人は「K―1のスケールとかいろいろなものに度肝を抜かれました。非常に興奮を覚えました」と笑顔。不可思から「昨日(デヴィ夫人の件を)知って気合入っていたんで、勝ててうれしいです」と言葉を受けると「選手同士が全力を持って戦っている姿はいいものだなと思います。また頼まれたらやります。楽しかったです」と振り返った。

 自身のパフォーマンス中、歓声がなかったことに「手応えがなくて少し拍子抜けしました」としたが、新型コロナウイルス対策で観客が声を出せないと知ると「黙ってなきゃいけないんですか。それを知らないので。なんか皆さん反感があるのかと思っちゃいました」と苦笑いする一幕もあった。

 デヴィ夫人の再登場は果たしてあるのか。そして小林幸子、美川憲一と続くK―1の〝スペシャルラウンド○○〟シリーズの次なる大物は…。