好調モードが続いている。パイレーツの筒香嘉智内野手(30)は3日(日本時間4日)、レイズとのオープン戦(米フロリダ州ブラデントン)に「4番・一塁」で先発出場し、2打数1安打をマーク。6回の守備から退いた。

 初回二死一塁の第1打席は古巣レイズの右腕・ラスムッセンの前に空振り三振。だが4回先頭の第2打席では1ストライクから89マイル(143キロ)のスライダーを鮮やかに弾き返して中前打を放った。

 出場したオープン戦全試合で4番に座り、ここまで12打数8安打、打率3割8分1厘、1本塁打、3打点とインパクトを残している。

 一塁を争う同じ左打ちでライバルのボーゲルバックは打率2割台前半と苦しんでおり、筒香の調子の良さが際立つ。メジャー3年目に向け「すごく順調。いい準備で整うと思う」と自らを評しており、万全の状態で開幕を迎えられそうだ。