渡辺謙 東京ロケ許可取りの難しさ指摘「大事な文化だとご理解を」

ドラマ「TOKYO VICE」 フォトセッションを終えて手を振りながら会場を後にする渡辺謙=東京・白金台の八芳園(撮影・堀内翔)
ドラマ「TOKYO VICE」記者会見に出席した(前列左から)菊地凛子、アンセル・エルゴート、渡辺謙(後方左から)笠松将、伊藤英明、山下智久=東京・白金台の八芳園(撮影・堀内翔)
 ドラマ「TOKYO VICE」記者会見を終えて舞台を下りるアンセル・エルゴート(左)、渡辺謙=東京・白金台の八芳園(撮影・堀内翔)
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 俳優・渡辺謙(62)が6日、都内で、WOWOWドラマ「TOKYO VICE」(24日スタート。日曜、後10・00)の会見に、主演のアンセル・エルゴート(28)、山下智久(36)、菊地凛子(41)らと登場した。マイケル・マン監督らハリウッドのスタッフとの日米共同制作による連ドラ。1990年代東京のアンダーグラウンドを、新聞記者、刑事、ヤクザを軸に描く。

 エグゼクティブプロデューサーも務めて、「脚本が英語なので、キャラに合った日本語訳のチェックをして。夜中3時にメールが来て、『明日までにメールを返して』とか」と苦労話。都内各地でロケを行ったが、ハリウッドの映画作りを熟知してる立場から、東京での撮影の許可取りの難しさを指摘し、「映画、ドラマの撮影は大事な文化だと、行政にもご理解いただいて、ハードルを下げていただければ」と願った。

 演技も会見も流ちょうな日本語でこなしたアンセルは、「謙さんはレジェンド。一緒に仕事ができて光栄です。初めて観たのは『インセプション』。表情と声の素晴らしさに感動しました」とリスペクト。ハリウッドの若き才能から向けられた、せん望のまなざしに、「この作品の話をしろよ!!」と照れ笑いでツッコんでいた。

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