WOWOWと米大手ストリーミングサービスHBO Maxの共同制作ドラマ「TOKYO VICE」(24日スタート、日曜午後10時放送・配信、全8話)の記者会見が6日、都内で行われた。

米アカデミー賞7部門にノミネートされた、スティーブン・スピルバーグ監督の「ウエスト・サイド・ストーリー」でも主演した米俳優アンセル・エルゴート(28)は、新人記者を演じるために磨いた日本語で、会見のほぼ全てを通した。「とってもウマが合いました。新年にふるさとに招いていただき、お母さんの手料理をごちそうになり、みんなで初詣に行きました」と刑事を演じた伊藤英明(46)に感謝。「日本が第2のふるさとになりました」と笑みを浮かべた。

新人記者と組む敏腕刑事を演じた渡辺謙(62)は、エグゼクティブプロデューサーも務め、エルゴートの日本語のセリフ調整など作品作りの根幹に関わった。コロナ禍の中、世界で最もハードルが高いと言われる東京でオールロケを行い「ロケが大事な文化だと行政にご理解いただき、ハードルを下げていただく。僕らもルールを守ることを地道に続けないといけない」と訴えた。会見には菊地凛子(41)笠松将(29)山下智久(36)も出席。7日午後6時(日本時間)から1話のみ最速で日米同時配信される。【村上幸将】