今季初スタメンで存在感を見せた。広島の長野久義外野手(37)が7日の巨人戦(マツダ)に「6番・左翼」で先発出場。12試合目で初スタメンの長野は打っては3打数2安打3打点の活躍で、守備では好捕する場面があった。

 まずは3―2の4回だ。無死一塁で打席が回ると巨人先発・堀田の121キロ変化球を左翼線へと打ち返して適時二塁打とした。長野は「サク(坂倉)がよく走ってくれて、追加点につながって良かった」と後輩を持ち上げた。

 4―2の6回無死一塁の守備では中田の左前に落ちそうな打球をスライディングしながらキャッチ。すぐさま遊撃・小園へと投げて、二塁・菊池涼を中継して一塁のマクブルームへと渡った。これで併殺が完成し、先発・玉村を助けた。

 また6―2の7回二死二、三塁のチャンスでは巨人5番手・戸田の148キロ直球を左中間へとはじき返し、ダメ押しの2点適時二塁打とした。長野は「追加点につながって良かった」と語った。チームは9―2で勝利した。