NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の最終回、第112話が8日に放送された。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、ひなた(川栄李奈)とるい(深津絵里)は、再び来日した安子であるアニー(森山良子)と再会。そこでひなたはアニーから驚きの誘いを受ける。米国の大学で英語と映画の勉強を本格的にしてみないかというものだった。ひなたにとってアニーは「驚きの女神」だったのだ。

そして時は流れ、それぞれの人生にさまざまな変化が…。ラジオ英語講座とともに歩んだ家族の100年の物語がついにフィナーレを迎えた。

NHKのラジオ英語講座の講師を引き受けたひなたの番組「ひなたのサニーサイド・イングリッシュ」でアシスタント役を務めた「ウィリアム・ローレンス」(城田優)がひなたの初恋の相手、「ビリー」であることが分かった。城田は同番組で「語り」を担当してきた。最終回、ひなたは映画村を訪れ、ウィリアムと再会する。そしてウィリアムは手裏剣のキーホルダーを落とす。それを拾ったひなたは、ウィリアムが初恋の少年ビリーだと知る。「ビリー」は小学生時代のひなたの初恋の相手。映画村で手裏剣のキーホルダーを拾ってあげたビリーに一目惚れしたひなたは英語の勉強を始めたが「三日坊主」で挫折。ビリーが回転焼きを買いに「大月」を訪ねたが、勉強したはずの英会話を思い出せず、ひなたの初恋は終わった。

この日の終盤でひなたはウィリアムに「うちへ寄っていきませんか?一緒に回転焼きを食べましょう」と流ちょうな英語で話す。ひなたとビリーのハッピーな将来を感じさせるラストだった。

ツイッターでは「やっぱりビリー!」「ひなたとビリー、2人の物語が始まりそう…あの日話せなかった分もたくさんたくさん話せるね、ひなたの道はこれからも続くね」「最終回は神回!すべてが回収された!ひなた、お幸せに」などとコメントが並んだ。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれた。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じた。

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