歌手松田聖子(60)が9日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪でディナーショーを開催した。昨年12月18日に愛娘の神田沙也加さんが35歳の若さで急逝。以来、芸能活動を休み、悲しみと向き合ってきたが前を向くことを決意。112日ぶりにファンの前でマイクを握り、活動を本格的に再開した。

沙也加さんが亡くなった昨年12月18日の夜、聖子は都内のホテルでクリスマスディナーショーを開催。終演後に訃報を知らされると、人目をはばからずに号泣した。翌日以降に東京や大阪で予定していた仕事は全てキャンセル。同21日、札幌市内で執り行われた葬儀では、元夫神田正輝とともに「お寒い中、申し訳ございませんでした。ありがとうございます」などと話した。大みそかのNHK紅白歌合戦出場も辞退した。

今年3月8日、4月9、10日に都内でディナーショーを再開することと、6月から全国ツアーをスタートさせると発表していた。

◆沙也加さんの急逝と聖子◆

▼21年12月18日 神田沙也加さんが札幌市内のホテルから転落し、外傷性ショックで死去。聖子は都内で開催したディナーショーの終了後に知らされた

▼同19日 聖子が都内でこの日予定していたディナーショーを急きょ中止。23日から大阪でのショーも中止にした

▼同21日 札幌市内で沙也加さんの葬儀。聖子と元夫の神田正輝が取材に応じた

▼同25日 25回目の出場が決まっていたNHK紅白歌合戦辞退を発表

▼22年3月8日 6月から全国ツアーをスタートさせると発表

▼4月9日 昨年12月に中止したディナーショーを振り替え開催。沙也加さんの死去から112日で活動を再開した