お笑いコンビ「爆笑問題」(太田光=56、田中裕二=57)が司会を務める「サンデージャポン」(TBS)でウクライナ侵攻でのロシアによる「フェイクニュース」などを暴く〝新たな報道方式〟について特集した。
 ロシアによるウクライナ市民への攻撃行為には、世界中が激しく批判している。そんな中でウクライナ・ブチャでの市民攻撃においてはロシア国防省「遺体が動いている」などと主張した。

 サンジャポではこの主張を覆した民間の調査報道機関「ベリングキャット」や東京大学大学院の渡邉英徳教授など、デジタルデータを活用した報道にスポットライトを当てた。

 戦場カメラマンの渡部陽一氏(49)は「現代の戦争というものは武器によって勝利を収めるのではなく、情報を管理した側が戦いを制することができる。自分の国に有利な情報を常に引き寄せている。べリングキャットのような突き抜けた、管理できない情報は(戦争当事国によって)脅威だと思います」と指摘。

 テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏は「昔は後から分かったものが、いまはほぼリアルタイムで分かる。そうなると制裁なども早まる。いままでと違って、世界のリアクションもあって、戦争収束が早まるのではないかという気がします」と推測。爆笑太田は技術の進化による新たな〝フェイクニュース〟の未来の危険性も指摘し「やはり現地に人間が入って、見ることも大事だと思います」とした。