橋下徹氏「違和感を覚える」英ジョンソン首相のウクライナ訪問タイミング

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が11日、フジテレビ系「イット」に出演し、ウクライナの首都キーウを電撃訪問した英ジョンソン首相に「違和感」を感じていると明かした。ジョンソン首相は9日にキーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談。市民とも交流するなどした。

 橋下氏は今後もヨーロッパ諸国の首脳がキーウを訪問する可能性があるとした。現時点ではキーウがウクライナの中では「比較的安全な場所」と言われているとし、「だいぶ安全というものが見えてきた中での訪問かなと、どうしても思ってしまう」とツッコんだ。

 ジョンソン首相のスタンスは「仕方ないと思います。自分の命は大切だから」と認めた上で、「政治家は一般市民の命についても、それぐらい微妙な判断をしてもらいたいんですよ」と求めた。ロシアのウクライナ侵攻で、政治家から「一般市民の犠牲やむなし」「とにかくロシアを倒す」といった類いの声が出てくると不満顔。「政治家だって、自分の命のことになったら、いつ(キーウに)行くかっていうことを微妙に判断してるじゃないですか」と苦言を呈した。

 「一番ミサイルが飛んでいる時」には「誰も行かないわけですよ。自分の命の安全」と“危険を顧みない”政治家はいないと指摘。「そういう政治家の感覚は違和感を覚えるし、納得できないですね」と切った。

 ジョンソン首相の訪問がゼレンスキー大統領やウクライナ国民を勇気づけたのであれば「一定の効果はある」と決して無駄ではないと説明。一方で、自分の命についての判断するのと同じように「その気持ちをもっと一般市民に向けてもらいたいですね」と真っ先に犠牲になる人々に目を向けるよう提言した。

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