今秋スタートの次期NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の追加キャストとして発表され、朝ドラ初出演が決まった又吉直樹(41)らが13日、所属の吉本興業を通じて、「宿命を感じる」などと、コメントを発表した。

福原遥がヒロインを務める同ドラマは、空とパイロットにあこがれを抱き、夢を追う岩倉舞を描く。時代は90年代から現在、ものづくりの町として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。ヒロイン舞は、東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれた設定で、又吉は「古本屋 デラシネ」の主人で、自分の詩を自費出版している役どころだ。

又吉は「いつか書店で働くことが夢でした」とコメント。店名「デラシネ」について「故郷から切り離された人という意味があるそうです。私の故郷であり、友人がたくさんいる大阪が物語の舞台であること、デラシネという店名に勝手ながら宿命を感じています。NYにいる友人(綾部祐二)の分まで頑張ります」と意気込んだ。

また、ドラマにお好み焼き屋「うめづ」の主人で、ヒロインの父と幼なじみの梅津勝に決まった山口智充は「『うめづ』のシーンになるとほっこりする空気になれば」。

ヒロインらがアルバイトをするカフェの主人にふんする、たくませいこは「生まれも育ちも東大阪市。工場のいろんな機械音が重なり、聞こえる中の通学路でした。どんなふうに町が映し出されるのか楽しみです」とコメントした。