ソフトバンク・藤本博史監督(58)が13日、左肩腱板炎のためリハビリ中の主将・柳田悠岐外野手(33)の回復状況を説明し、最短復帰を見送る方針であることを明かした。

 ペイペイドームで行われた全体練習後に「(出場選手登録抹消から)10日経ってすぐというのは難しいかもしれないです。そこまで無理をさせる必要もないし、絶対に必要な選手なんで完全に痛みが取れてからと考えています」と話した。

 柳田は5日のオリックス戦(ペイペイ)の走塁中、進塁を狙って二塁へヘッドスライディングをした際に患部を痛めた。指揮官は直近の報告として「ティー打撃も片手でやっている。痛みが10だとしたら3くらいと。そういう状態でここに来ると(気持ちが入って)悪化する可能性もあるんで、そこは慎重にいきます」と方針の根拠を語った。入団以来、目をかけてきた選手の一人。誰よりも柳田の〝生態〟を知る指導者だけに、主将の心中を察しつつ復帰時期を慎重に判断していく考えだ。