舞台「呪術廻戦」虎杖悠仁は佐藤流司、五条悟は三浦涼介！キャスト一挙発表

　舞台「呪術廻戦」のキャストが13日、都内で行われた製作発表会で明らかになった。主人公・虎杖悠仁役はミュージカル「刀剣乱舞」などの佐藤流司、最強の呪術師・五条悟役は特撮ドラマ「仮面ライダーオーズ」のアンク役で知られる三浦涼介が務める。

【画像】五条先生は「オーズ」三浦涼介！舞台「呪術廻戦」キャラビジュアル

　「呪術廻戦」は、「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載中の芥見下々による人気漫画。人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描き、シリーズ累計発行部数は6,500万部（デジタル版含む／2022年4月現在）を突破している。昨年12月には『劇場版　呪術廻戦 0』が公開され、2023年にはテレビアニメ第2期の放送を控える。

　佐藤と三浦に加えて、泰江和明が伏黒恵役、豊原江理佳が釘崎野薔薇役、高月彩良が禪院真希役、定本楓馬が狗巻棘役、寺山武志がパンダ役、和田雅成が七海建人役、田中穂先が伊地知潔高役、石井美絵子が家入硝子役。太田基裕が真人役、福澤希空（WATWING）が吉野順平役、藤田玲が夏油傑役、山岸門人が漏瑚役、南誉士広が花御役、五十嵐拓人が両面宿儺役を務める。製作発表会には、佐藤、三浦、泰江、豊原、和田、太田、藤田、「週刊少年ジャンプ」編集長の中野博之、演出の小林顕作が出席した。

　最凶最悪の呪いの王・両面宿儺の器となった高校生・虎杖を演じる佐藤は、「素晴らしい、大きな作品で主演を演じさせていただくこと、光栄に思います」と喜びを口にすると、「身体能力が高い役でございますので、本番に向けて、私の身体の方も鋭意制作中です。ぜひご期待ください」と呼びかける。虎杖の同級生・伏黒役の泰江は、「この役がどうしてもやりたくて、小林さんと初めてお会いした時、アクロバット、ダンス、お芝居を披露させていただきました」と熱い思いを吐露する。“五条先生”として大人気の五条役に抜擢された三浦は、「この作品のファンの皆様とともに、僕自身も『呪術廻戦』を愛し、五条悟というキャラクターを精一杯、心を込めて演じ、精進してまいります」と決意を固めた。

　虎杖たちが歩いている瞬間を切り取ったメインビジュアルが披露されると、佐藤は「（ちょうどいいショットを撮るため）100回くらい歩きました」と苦労をのぞかせつつ、「短い髪の役が今までなかったので、短いのも俺似合うな」と自画自賛。「みんな格好いいです。衣装もめっちゃこだわって作ってくださっているので、そっちも楽しみにしてほしいです」とアピールした。

　五条のトレードマークである黒のアイマスクを付けた三浦は、「撮影の時は（アイマスクが）完全体ではなかったと思います。目が見えない状態だったので、プロデューサーやいろんな方が手を取って連れて行ってくれて、若干具合が悪くなりました」と打ち明け、笑いを誘った。

　中野編集長が「格好いいとしか言いようがない、2.5次元ではなく2.9次元」と舌を巻くほどのビジュアルは他のキャストも同じで、呪霊の漏瑚（山岸）と花御（南）を見た佐藤は、「舞台化するにあたって、もう少し人間寄りにしたり、舞台っぽくアレンジメントを加えることはあると思いますが、まんまで来るとは思ってなくて、すごいクオリティ」と絶賛する。

　また、田中ふんする伊地知潔高が編集部内で“激似”と話題になっていること、狗巻棘を演じる定本が、オーディション時に他の参加者とは比較にならないほど、おにぎりの具を言い続けたことが合格の決定打になったことなども紹介された。

　ファンだけではなく、キャスト・スタッフも期待する「呪術廻戦」の舞台化。小林は「蓋を開けたらミュージカルだったらびっくりされちゃうな……と思いつつ、僕、歌作るの好きだし、みんなに歌ってもらったら楽しいなと思っている」と話すと、三浦は「歌はもちろん、ダンスも踊りたい」とノリノリ。その言葉に背中を押されるように、小林は「せっかくだから舞台でやれることをてんこ盛りにしたい。原作から飛び出た世界で、アニメとは全然世界観が違うような新しい何かを作りたい」と意気込み。佐藤は「このご時世、日常的に感じる不満とか不安、いろんな負の感情が必ずあると思いますので持ってきてください。吹っ飛ばしますから！」と力を込めた。（錦怜那）

舞台「呪術廻戦」は7月15日～7月31日まで天王洲 銀河劇場、8月4日～8月14日までメルパルクホール大阪で上演